1949-05-21 第5回国会 衆議院 本会議 第35号
終戰以來四年になんなんとする今日、戰災被害の復旧は遅々として進まず、サービスは極度に抵下して國民の不平不満を買い、本來産業復興に寄與すべきこの事業が、かえつて産業復興を阻害しているという、まことに遺憾しごくの状態にあるのであります。
終戰以來四年になんなんとする今日、戰災被害の復旧は遅々として進まず、サービスは極度に抵下して國民の不平不満を買い、本來産業復興に寄與すべきこの事業が、かえつて産業復興を阻害しているという、まことに遺憾しごくの状態にあるのであります。
また、將來産業復興に大きな推進母体になつておりました労資競技会というものがあります。最近とんと開かないようでありますけれども、おそらく労働大臣におきましては、労資協議会を復活して産業復興の原動力たらしめることについては御異存のないことと思いますけれども、関係当局ばかりが力を入れておつて、労働者自身は何らの積極的な熱意と対策を持たないことは、大いに反省をする必要があると思う。